(この度のトレッキング撮影ツアー添乗をされた木戸様より以下のコメントを頂きました)
ザイオンよりモニュメントバレイよりグランドキャニオンよりこの人の方が僕にはインパクトが強かった。
今回のアメリカの現地の案内を僕は小池清通さんに頼んだ。小池さんは30年ほど前にアメリカに渡り、旅行会社を経営されながら現在は写真家であることをライフワークにされている方。彼は僕の親友が大学時代に所属していたオートバイのサークルの先輩に当り、そのオートバイのサークルには他大学の身ながら僕も所属して活動していたこと。またその友人がアメリカを旅する際に既にアメリカに移り住んだ小池さんのお世話になったため、土産話で何度も何度も名前を聞かされたこと。僕自身はサークルで多少見かけたことがあるのと友人の結婚式でお会いしたことがあるだけだが、僕のアメリカ好きと友人から話を聞かされたのが二十歳の多感な時期であったことで、なんだか自分のことのように記憶してしまっていた方だったのです。
今回グランドキャニオン周辺を旅するという話をお客様から頂いた際に、真っ先に思い浮かべて連絡を取らせて頂き、快くガイドを引き受けていただけたのですからご縁があったのだと思います。
小池さんにお願いしたのは旅のコーディネイト全般と現地ガイドと当日の車の運転。旅行会社経営者である小池さんにとってはプロとして当たり前にされてきた仕事なのだと思いますが、僕も旅行の業界に身をおいて既に20年以上が経過しているので、今まで多くの方と仕事をさせていただきましたが、これほどのプロはあまり記憶にありません。この方はとにかく手を抜かない。徹底的に抜かない。車の運転も現場の情報収集も手配もまったく抜かりがない。
今回のお客さんと僕は何度も何度も海外国内問わずご一緒させていただいてきて、旅をこなす際にストレスがほとんど無いのですが、そこに小池さんのコーディネイトが加わると僕の仕事はトレッキングの安全管理とお客さんと一緒に旅を楽しむことだけになる。旅程管理の仕事は僕が気になりだす頃には小池さんが手を打ってお客さんにアナウンスしてくれる。こんなにストレスの無い仕事は初めてでした。
小池さんの現在のライフワークは写真。「大砂丘の声」と言う写真集も出されている写真家です(アメリカのグレートサンドデューンズ国立公園を被写体に撮られた写真たちは本当に綺麗)その写真家小池さんが気さくにスナップを撮ってくれるので私もお客さんもその事にすっかりなれて甘えてしまっていました。旅行業の小池さんにとってはゲストへの当たり前のサービスでここでも手を抜かなかっただけだと思うけれど・・・。
帰国後小池さんのHPにアップされた画像をみて、彼がプロ写真家であることを改めて認識しました。分かっていたけど再認識。三脚も持たずにガイドの傍らのスナップ程度の筈だが物が違うのは僕のような素人でも分かります。同じ時間に同じものを見て記録してくれた写真だからこそ、その写真たちも僕にとっても宝のように感じます。
アメリカと言うどでかい国に住むことを選択し、そこで自らの力で生きてきた人の持つ力。アメリカの自然と同じででかいです。自然と相撲と写真と駄洒落(駄洒落のセンスは今一かな・・・笑)をこよなく愛する小池さんに会えたことが今回の旅の一番の収穫でした。なによりこの人が誰よりも「日本人」だったことがとても嬉しかった。
次はイエローストーンに案内してください。ほんとにほんとにありがとうございました。
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