砂丘写真 【小池キヨミチ】

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ひとりごと - 空

 アメリカ合衆国コロラド州在住 在米写真作家が綴るひとりごとシリーズ [もくじに戻る]


 

  何気なく見上げる空に雲が流れ、大きくなったり小さくなったりしている。まだ肌寒い2月の風。どこからともなく姿を現したかと思ったら、気がつかないうちに消えていたりする雲たち。想像力を刺激させる形や動きが、潜在的に燻っている創造性を感性のフィルターを通して刺激する。暖かく柔らかい太陽があるならば、夢心地にさえしてくれるだろう。そういう空を見上げている時間が心地よく感じるこの頃である。3月に開催される写真展「砂漠の精霊たち」を前にして、帰国中の準備のためにあれこれと走り回る日々が続いている中、撮影にはしばらくでれそうもないが、青空に見下ろされながら自然を身体全体で感じている。撮影時の空気が感じられ、風の音が観えてくる。砂煙が上がり、周りを気配が包み込む。そんな自然の懐に入る時の感覚がどこにいても感じられると「人間の時間感覚」 とは全く違った次元の流れが包み込んでくる。

 空を見上げていると無限に広がる宇宙を思う心が目覚めて、星の見えない昼間でも存在する星たちがしっかりと感じれらるようになる。そして深く感じられる 悠久の時の流れというものがそこにある。時間というものは止まることがないが、その一瞬一瞬に物語が吹き込まれ未来が現在になり、現在が過去となって我々の記憶に刻まれていく。その記憶は時間の流れの中で少しずつ侵食、風化を重ね、造形美を残している砂漠地帯の赤岩たちのように、最初刻まれた記憶とは違った表情をもって新たなるメッセージを伝えようとする。常に動き形を変える砂丘でも数え切れないほどの砂粒の一つ一つにエネルギーが宿って、宇宙との会話を続けている。

(2010年2月)

  在米日本人写真家: 小池清通 - アメリカ合衆国コロラド州をベースに活躍する写真作家
                ライフワークとして砂漠写真(砂丘写真)を撮り続ける
                生態系というものを砂漠地帯の営みにみる 欧米文化

 
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写真作家 小池清通 コロラド事務所
「自然とつながる時」
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